3話目は若干 R仕様ですので、ご注意下さいね!

反転してお読み下さい♪









ジャパネスクRPG 小話3     文 りる様




子供達を寝かしつけて。やっとの思いでお風呂に入って。

寝室に向かおうとしてリビングを通り抜けようとしたら、ソファの上で鷹男が転寝をしていた。

きっと仕事で疲れているのだろう。瑠璃の待つ間に寝ちゃったみたい。

だったら先にベットに入って寝てればいいのにと思いつつ、瑠璃を待っていてくれる鷹男に嬉しくもなる。

それに普段は魔王様な鷹男の寝顔はどこかあどけなくて。

ついつい瑠璃は微笑ましくなって、笑ってしまった。


鷹男、可愛い・・・


そっとソファに近付いて。

鷹男の頬にちゅ!ってキスをしようとしたら・・・

むぎゅっ!!!

あれ?今、何か踏んだかしら・・・?

「・・・・♯※ж☆$%Я△?!?!?!?!」


鷹男が何とも表現し難い悲鳴を上げて飛び起きた。

瑠璃が踏んでいたのは、鷹男のしっぽ。

いつもはこのしっぽに良い様にされちゃうんだけど。


「あ・・・ご、ごめん!!」


「~~~~~~~~~っ!!」


鷹男にとって、しっぽは意外にも弱点らしい。

一応謝りはしたけど、中々痛みは引かないのか、涙目になる鷹男に、気の毒になってしまう。


「ご、ごめん、ね?」


もう一度、出来るだけ可愛く謝ってはみたけど、それでも鷹男は涙に潤んだ真っ赤な目で瑠璃のコトをギロリと睨んだ。

えっと・・・えっと・・・


鷹男のしっぽを手に取って。

瑠璃が踏み付けた先端を、優しく優しく撫で撫でしてあげる。


「・・・・・っっ!」


あ、あれ?まだ痛いのかな??じゃあ・・・

痛いの痛いの飛んでいけ~!ってふぅっと息を吹き掛けてみる。


「・・~~~~っっ!!」


え。こ、これもダメ・・・??じゃあ!!!!

痛いだろう所をペロリと舐めたら・・・


「くっ・・・・!!!」


返って痛かったのか、鷹男がビクリと体を震わせた。

どうしよう。どうしよう。

こんなに鷹男のしっぽが痛いだなんて。

しっぽの無い瑠璃にとっては、しっぽを踏み付けられた時の気持ちなんて分からない。

えっと、えっと・・・。

そんなに痛いのなら、秋篠様を呼んできて治癒の魔法を掛けてもらった方が良いのかな?なんて考えている内に。


肩を強く掴まれて、くるりと瑠璃の視界が反転する。

あれ・・・?


「今日は・・・手加減しませんよ?瑠璃から誘ったのですから」



何で?!何がどうしてこうなるの?!


目の前には可愛らしさなんて吹き飛んでしまった、魔王様の鷹男様。

しっぽの先端が瑠璃の唇を割ってきて・・・


「んっ!むぐっ!!!」


ナイトガウンの上から這い回る鷹男の手。瑠璃の足を割る鷹男の体。

鷹男のしっぽが瑠璃の喉奥を突き上げて・・・


「イイ、ですよ・・・もっと吸い上げて?ああ、歯は立てないで・・・」


ええええ~~~~?!?!?!

鷹男のしっぽって、そういう意味なの?!?!?!


「んんっ!ぅぐ!んーーーー!!!」


じゅるじゅると瑠璃の唾液が溢れて音を立て始める。

首筋を鷹男の長い舌がペロリと舐め上げて。

瑠璃のナイトガウンが鷹男の長い爪でススス・・・とたくし上げられていく。

嘘?!え?!ちょっと!待ってぇぇぇぇ!!!!


「・・・・っ!」


ふぅっと耳に息を吹きかけられると、瑠璃の体がビクリと震えた。



初めて知った、鷹男の弱点。

喧嘩の時には狙い定めてやろうと思うんだけど。

その度に返り討ちに会う瑠璃だった。




終わり       文 りる様♪

          
→小話 4へ行く!!





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